Q105.分配金が出る投信を購入し、元本割れしてたときの対策なんですが、分配金を再投資して元本が戻るのを待つのはいかがですか? それよりも手放したほうがいいですか?

 

インベスコ 世界株式オープン【為替ヘッジなし】です。分配金、毎月150円出ています。購入時11000円ぐらいでした。今は8700円と下がっています。(やんやんさん)

 

A105こちらですね。

 

交付目論見書を読んで見ると、

 

信託報酬:1.90

 

*保有し続ける限りかかる手数料

 

と2%近い手数料をがっつり取られています。仮に運用成績5%でも、2%引かれるので、実質利回り「3%」に減っちゃいます。これだけで、アクティブファンドは、インデックスファンドより不利です。ちなみに、S&P500の信託報酬は0.09%なので、その差は、「1.81%」、約21倍です。

 

また、再三、SP500をお勧めしているのは、運用成績が優れているからです。このファンドの20057月末の基準価額は、「10,678円」です。現在の分配金込み基準価額は「16,341円」です。つまり、15年間で、

 

1.50

 

です。一方、SP50020057月の数字は「1,233」で、現在は「3,130」で、同じ期間で

 

2.53

 

になっています。信託報酬の差もありますが、やっぱりS&P500は強いです。もちろん、10%の確率で、S&P500を超えるファンドはありますが、探すのが大変だと思います。

 

 分配金①

 

 S&P500

 

さらに、悪いことに、このファンド、チャイワンと違い、毎月の分配金が

 

・収益以外

 

から出ていて、ファンドのもうけを分配しているのではなく、運用がうまく行っていないけど、毎月分配することを約束しているので、

 

・元本

 

を切り崩して、分配しています。これを「特別分配金」といい、非課税です(儲かっていないから)。

 

ということで、結論としては、分配金はただ、元本を切り崩しているだけで、ただ信託報酬(手数料)を取られるだけの状態になっています。ですので、分配金で元本が戻るまで待っている間に、手数料分、元本が減るので、いつまでたっても解約できない状態が続く可能性があります。

 

構造的に、基準価額が増えにくく(毎月元本から分配するから)、仮に基準価額が増えても、実は信託報酬分、SP500に負けるので、正直いいところが全くないこのファンドより利回りの高い(運用成績が良くて、手数料が低い)、SP500

 

・乗り換え

 

た方が、良いかなと思います。

 

とにかく、毎月分配型は、

 

・元本が減る(複利効果が得られない)

・手数料が高い

 

という欠点があり、相手だけが儲かる、「カモ」にされる金融商品です。むしろ、これを窓口でススメられた際には、「ノルマ大変ですね( ^ ^ )」と、微笑むことができれば良いかなと思います。


収益以外