Q62.この会社の友の会に入っていますが、大丈夫でしょうか?

 

A62.その会社の状況を見る場合は、有価証券報告書を見るのが早いです。簡単ではありますが、どこを見るかをレクチャーしたいと思います。

  

①売上高:全ての基本で、これが右肩上がり、その上昇率が重要です。

1株当たり当期純利益:PERの計算に必要な数値です。当然右肩上がりが理想です。

③自己資本率:負債(銀行からの融資)に対する純資産の割合です。50%以上が理想です。

④営業活動によるキャッシュ・フロー:現金は事実なので、これが右肩下がりだと本業が危ないです。

⑤従業員数:事業が拡大しているかどうかの目安です。

 

本当は、もっといろいろなところを詳しく分析しなければいけませんが、この会社に関しては、これだけで十分、危ないなぁと思いました。

 

①売上:右下下がり

1株当たり当期純利益:2年連続減少、昨年は大赤字

③自己資本率:11%は非常に低いです。借金の比率が89%なので、このままでは倒産の可能性もでてきます。自己資本比率の平均は赤字企業で-4%、黒字企業で27%、優良企業(黒字企業中上位15%)で53%です。平均以下です。

④営業活動によるキャッシュ・フロー:こちらも右肩下がりです。本業がじりじりと低迷しています。

⑤従業員数:こちらも右下下がりです。合理化よりも衰退に伴う人員削減の結果です。

 

ということで、このまま何もしなければ、最悪倒産、そうはならなくても、この会社の

 

・価値

 

は年々低下しているので、株はもちろん、友の会も長期保有には向いていないと思います。百貨店の商品券は、倒産すると使用できなくなるので、なおさら危険です。

 

どんなに利回りが良くても倒産したら0になるものに、貴重な資金を投下するのは間違っています。

 

100年以上右肩上がりの資産に投資をするのが正解です(^^)

 

*この質問は、お客様の一人から受けた室温を、ご本人の同意のもとにこちらでシェアさせていただきました。