Q58.先日、確定拠出年金に加入しました。選んだ商品が適切かどうか不安になり一度ご相談にしたく投稿させていただきました。

 

◆三井住友海上火災保険株式会社

(三井住友海上カルテット総合型DCプラン)

 

・三井住友海上確定拠出年金定期預金(5年) 60%

・大和住金DC日本バリュー株ファンド 12%

・シュローダー年金運用ファンド日本国債 16%

・ファブリティグローバルファンド 6%

・三井住友DC外国債権アクティブ 6%

 

◆以下信託報酬の%

 

・三井住友海上確定拠出年金定期預金(5年) 

・大和住金DC日本バリュー株ファンド 1.6416%

・シュローダー年金運用ファンド日本国債 0.6372%

・ファブリティグローバルファンド 1.8684%

・三井住友DC外国債権アクティブ 0.81%

 

月額3万円で現在38歳。

運用商品が適切かどうかアドバイス頂ければと思います。(りんごさん)

 

A58.りんごさんはまだ38歳ということで、毎月3万円の積立をされる予定であれば、それだけで60歳までに数千万円の資産を形成することは可能です。

 

但し、今の運用方法では残念ですが、1,000万円になるとかどうかです。私の見立てでは、60歳までには3,000万円から、資産状況を見させていただいてからですが、5,000万円以上の資産形成もそこまで難しくないと思います。

 

そこまでお金は欲しくないということであれば、今のままでもよいと思います。では、なぜ、今のままではお金が増えないか。

 

その前に、DCをやられているということは、お勤めの会社の方で積立のお金を出してくれているということで、よろしかったでしょうか?

 

その場合は、運用先をどうするかです(基本的にiDeCoには反対です。60歳までお金を下せないからです)。

 

資産運用とは、「資」本を「産」み出すものを運用するといいます。

では、資本を産み出す「資産」は何かというと、

 

・株

・債券

・不動産

 

です。資産を産み出すもの、つまり、「お金が増える場所にお金を投げること」、それを、

 

・投資

 

と言います。残念なことに、現金は、資産ではないので、お金は増えません、銀行への貸付をすることで、利息をもらえますが、定期預金では、0.02%程度でしょうから、100万円貸し付けても200円しか利息が増えません。

 

世界株への投資であれば、30年の平均が7%ですから、

 

7万円

 

です。200円と7万円どちらが資産を増やすかは、一目瞭然だと思います。りんごさんの内訳として、

 

・定期預金:60%

 

とある時点で、残念ながら資産は増えません。今後インフレになった場合、現金価値は目減りすることを考えると、尚更お勧めできません。最低でも年利1%以上の運用をしないと、現状でも資産価値はなくなります(1%インフレすると、翌年101万円に物価が上がり、現金価値は99万円と1万円下がった、または、買えなくなったということになります)。

 

残りの配分をみると、

 

・大和住金DC日本バリュー株ファンド:12

・シュローダー年金運用ファンド日本国債:16%

・ファブリティグローバルファンド:6%

・三井住友DC外国債券アクティブ:6%

 

とあります。まず、資産形成期では、債券は投資対象から外しましょう。債券とは、倒産さえしなければ、元本と利息を確保できる資産です。ただ、利回りは株に比べてリスクも低いが、リターンも低いため、資産育成期に向いていません。

 

20年という長期でみると、配当を複利運用すると、株のほうがリスクは低く、リターンは高いという逆転現象が起きます。ますます、債券という選択肢では資産が増えませんので、やめましょう。

 

株のインデックスを考えた場合、世界インデックスの30年間の平均は、7%です。

次に考えるのは、先進国と途上国のスーパースターです。

先進国のスーパースターは、世界一の経済大国アメリカで、アメリカの時価総額80%を網羅するS&P500が9%です。

途上国のスーパースターは、インドで2030年に日本を抜き、2050年にはアメリカを追い抜く予定で、20年間の平均は11%です。

 

日本ではまだインド株は買えないので、DCの運用はS&P500一択で良いと思います。よく、

 

・バランス(リスクの分散)

 

とかいいますが、単純に1995年から2015年の20年間で

 

・アメリカ:3.1

・日本:1.5

 

と資産が増えましたが、リスクの分散で、アメリカ50%、日本50%で保有すると、

 

2

 

になります。リスクは確かに分散されますが、リターンも分散されていまいます。

 

・利回りの最大化

 

を考えた場合は、アメリカだけを保有したほうが、資産は増えます。わざわざ伸び率の低い、日本を保有する意味がわかりません。単純に、GDP(国内総生産)の

 

・人口 × 年収

 

の人口が減り続ける(しかも毎年50万人以上)日本と、2000年で2.5憶人の人口が2018年に3.2億人に増え続けているアメリカでは、どちらが

 

・資産が増えるか

 

を考えた場合、アメリカだけに投資をする方が資産は増えます。

 

・利回りの最大化

 

とはそういうことです。リスクの分散は、リターンも分散(減少)します。選択と集中を考えないと、資産は増えません。20年以上運用するならば、

 

・右肩上がりの資産

 

にしっかりリスクをとって長期間投資をし、リターンを享受しましょう。

DCが企業側の拠出で、りんごさんの拠出でないのであれば、りんごさんの

 

・年収

・資産状況

・家族構成

 

をお聞きすることで、資産状況にもよりますが、60歳までに純資産1億円もそこまで難しくないと思います(^^)

 

今月は難しいですが、来月であれば余裕ができます。もう少し詳しいレクチャーをご希望の際には、お気軽にご連絡ください。