Q46.投資ではないので質問していいかわからないのですが、サラリーマンで年末調整しててもさらに確定申告していくらか還付されてお得になるケースありますか? 他にも節税対策あれば教えていただきたいです! ふるさと納税はまだやったことありません。

 

A46.残念ですが、会社員の方は

 

・源泉徴収

 

の影響もあり、

 

・ほとんど何もできません

 

なので、納税して、残ったお金でしっかり資産運用をされた方が良いと思います(^^)

 

源泉領収とは、イギリスが1799年にナポレオン戦争の戦費調達のために、貴族階級を課税対象に創設した所得税の徴収が源泉徴収の起源で、その後、広く国民大衆を相手にする源泉徴収制度を制度として機能させたのはヒトラーによるナチス・ドイツであり、日本では、太平洋戦争による戦費を効率的に集める目的でナチス・ドイツの制度にならい、1940年(昭和15年)41日に、給与への源泉徴収が始まりました(ウィキペディアより)。

 

政府からすると、税のとりっぱぐれがないので、便利な制度です。

会社員で、敢えて考えるのであれば、

 

・住宅ローン控除(所得税が戻ってきます!)

・不動産を活用した控除(旅費を経費計上)

 

くらいでしょうか?

ふるさと納税も良いですが、大したことはありません。

 

節税に時間を使うのでしたら、投資の勉強をされた方が、

 

・利回りの最大化

 

は可能です。制度のズレを狙った節税を行っても、制度のズレや穴がふさがれると元も子もありません。

 

それよりも、自分自身が成長すれば、その恩恵は永遠です。本質を学んでいきましょう。

 

という内容では、つまらないと思いますので、個人事業主の節税について簡単にご説明したいと思います。

 

ちょっと長くなりますが、確定申告について説明します。

 

「確定申告」

http://asset-support.blog.jp/archives/4733654.html

 

個人が11日から1231日までを課税期間として、その期間内の収入・支出、医療費や扶養親族の状況等から所得を計算した申告書を税務署へ提出し、納付すべき所得税額を確定すること。

 

です。なので、全員確定申告をしなければならないのですが、会社員は、会社が代わりに確定申告をしてくれています。これが「源泉徴収」です。

 

基本的に、所得税額を確定するのが、確定申告です。

 

・所得

・課税所得

 

の2つを計算すれば、税率が決まるので、自動的に「所得税」が確定します。

 

せっかくなので、所得税の計算方法を説明します。結論からいうと、個人事業主は、

 

・青色申告

・複式簿記

 

をすることで、65万円の控除を受けることができ、所得税を減らすことが可能です。

どういうことかというと、まずは、所得から見ましょう。所得とは、

 

収入(売上) - 経費 = 所得

 

です。経費とは、

 

・仕事に関係する全てのかかった費用

 

を指します。それを税務署が認めてくれれば所得を減らすことができます。個人事業主の腕の見せ所ですし、税務署から否認されると、所得が増えて、結果的に所得税が増えてしまいます。基本的には、世間一般常識に照らし合わせて判断されるので、あまり難しく考えない方が良いです(税理士さんに相談すればより安全です)。

 

所得が決まったら、ここから「控除」を引いて、課税所得が算出されます。

 

所得 - 控除 = 課税所得

 

控除とは、個人事業主であれば基本的に認められている「基礎控除」があります。38万円です。

 

具体的な数字で見ると、分かりやすいと思います。

 

・売上:500万円

・経費:100万円

 

の場合、所得は、

 

500万円 - 100万円 = 400万円

 

になります。この所得に基礎控除38万円を引くと、

 

400万円 - 38万円 = 362万円

 

になるので、課税所得は、「362万円」になります。

 

・売上:500万円

・経費:100万円

・所得:400万円

・基礎控除:38万円

・課税所得:362万円

 

課税所得が確定した段階で、所得税の税率が確定します。

 

「所得税税率」

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm

 

課税所得           税率  控除額

195万円以下         5%    0

195万円~330万円以下    10% 97,500

330万円~695万円以下       20 427,500

 

362万円の税率は20%なので、所得税は、「72.4万円」になります。これで、所得税が確定しました。

 

次に、ここで、「青色申告」「複式簿記」をした場合には、所得から

 

・基礎控除(38万円)

・青色申告控除(65万円)

 

を引けるので、

 

400万円 - 38万円 - 65万円 = 297万円

 

と、課税所得は、363万円から297万円と下げることができました。297万円の税率は、「10%」なので、所得税は、

 

29.7万円

 

と、青色申告をしていない(白色申告と言います)と、所得税を42.7万円も多く納税しなければならなくなります。

 

72.4万円 - 29.7万円 = 42.7万円

 

ですので、個人事業主をされている方は、

 

・青色申告

・複式簿記

 

を面倒くさいといってやらないと、例えば、40万円も所得税が変わってきてしまいます。やらないのはもったいないです。

 

ということで、個人事業主だと、節税方法はいろいろあります。制度をしらないと、税務署の職員は決して教えてくれないので、興味のある人はご連絡いただければ、知り合いの税理士さんもご紹介できます。

 

節税に関しては、正しい知識を元に、しっかり準備をするのが必要なので、今年は無理でも、来年度の確定申告では、できるだけ所得税を減らす努力をされると良いと思います(^^)

 

ちなみに、複式簿記は、めちゃくちゃ簡単です。簡単なレクチャーはできますので、気軽にご相談いただければと思います。びっくりしますよ。