新築マンション「竣工時完売」半数割れ続く」

「竣工時完売」や「(発売)即日完売」――。マンションの販売現場では物件の人気を表す。同時に開発には投資が先行し回収まで時間がかかる事業の性質からすれば、業者にとって理にかなう。ところがここ3年は首都圏で「竣工時完売」の比率が5割を割り込む。価格の上昇が続くため「売れない」というよりは、「売り急がない」各社の姿勢も透ける。

 

12.17(新築)

完成後も売り続けるケースが増えている一因は販売価格の高騰にあると考えられる。東京カンテイによると、18年の首都圏の新築マンション価格の平均年収に対する倍率は11倍だった。東京都に限れば13.3倍で7年連続上昇している。

 

「需要がなければ価格は上がらない」のも確かだ。だからこそ顧客は「買い急がず」、大手の寡占傾向が強まる新築マンション市場で今後の価格上昇も見込む業者は「売り急がず」の関係が成り立ちうる。奇妙な均衡状態にあるといえそうだ。

 

(柳澤のコメント)

不動産の価値は、「家賃」です。家賃の取れない不動産は価値がありません。この家賃が基礎になって、価格が形成され、需要と供給のバランスで価格は上下します。不動産投資の基本は、「立地」の良いものを「安く」購入することです。購入しようと思っている不動産の「価値」はいくらか。「価格」が「価値」以上の高値をつけている場合は、当然投資してはいけません。

 

また住居用不動産は、「家賃」が発生しないので、購入ではなく、「賃貸」が良いと思います(離婚しない、絶対引っ越さないという自信があれば、購入も可)。