続く不動産依存 ドバイ陰り再び」


アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの不動産開発を巡る信用不安が世界の金融市場を揺さぶった「ドバイ・ショック」から1125日で10年となった。ドバイは同じUAEの産油国アブダビ首長国による支援で危機を克服し、成長軌道に戻った。だが、不動産依存が続くドバイの発展モデルに、再び世界経済の減速や原油安の影が差している。

 

需要が後退しているのに、政府や近隣国のファンドによる建設投資が止まらず、需給が悪化を続けている。

 

不動産依存を下げるべく、製造業誘致や起業家育成に取り組むものの、コスト高の壁に阻まれ、なかなか成果につながらない。

 

ドバイの失速は、これを改革のお手本とみているサウジアラビアなどアラブ指導者にとって深刻な問題をはらむ。株価と原油価格の相関の大きさは、石油に頼らないとされるドバイの発展モデルが必ずしも「脱石油」になっていない可能性を示している。

 

(柳澤のコメント)

資産としての不動産の価値は、「家賃」です。家賃が発生しない不動産は価値がなく、その価格は暴落します。家賃はそこに住む人が支払うもので、需給バランスで決まります。人口密度が高く、利便性もあり、供給よりも需要が高ければ、「価値」は高まります。記事によると、過剰供給されており、他の産業も育っていません。内需でカバーできないとすると、外需ですが、ドバイに住みたいと思う人がどのくらいいるのか? 需要、つまり人気がないものに価値はなく、ドバイの不動産には未来はないでしょう。資産の本質的な「価値」をしっかり見極めることが大切で、情報に踊らされないようにしたいものです。全ては「事実」と「数字」で判断です( ^ ^ )