柳澤博公式ブログ|プロの投資コンサルタント

富裕層向けの資格である、日本証券アナリスト協会認定の「プライベートバンキング・コーディネーター」を持ち、世界三大投資家であるジム・ロジャーズ氏とも対談した投資を教えるプロが、資産運用の基本から、世界の金融商品の説明、アドバイスを行います。お金の心配がなくなるお手伝いができればと思います。

2020年01月

お金の悩みから自由になる 1億円蓄えるための3原則

 

──どこまでの資産を作れば「FIになった」と言えるのでしょうか。

 

分かりやすい目安が、資産が1億円に到達すること、つまり「億万長者」になることです。これは日米の研究でも裏付けられています。人間の幸福度は、お金が増えればそれに応じて高まるわけではありません。豊かになるにつれ徐々にその状態に慣れてしまい、ある一定のラインを越えるとほとんど幸福度は上がらなくなる。この現象は「お金の限界効用の逓減」と呼ばれています。


1.29(1億円)

 

── 1億円と聞くと、実現するには少し高過ぎるハードルの気がしますが。

 

そうではありません。先進国である日本に生まれた私たちにとっては、実現可能な水準なのです。

 

そもそも金融資産はどうやってつくられるのでしょうか。高収入なら金融資産も多くなる、というわけではありません。「収入と支出の差額」を積み立てたものが金融資産なのです。収入が幾分少なくても、その分だけ支出を抑えれば資産は増えます。そして、豊かな日本に生まれた私たちは、億万長者になるための十分な収入を実は得ているのです。

 

資産1億円に達するのに必要なことはたった3つしかありません。「早くから収入の一定比率を貯蓄・運用する」「できるだけ長く働く」「共働きをする」です。生涯収入を最大化する努力をすれば、「億万長者」は現実的な話になります。実際、米国では10世帯に1世帯が、日本では20世帯に1世帯が金融資産1億円以上の「億万長者」です。


1.29(1億円2)

 

(柳澤のコメント)

橘玲さんの著作は、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ」を始め何冊か読みましたが、本質が書かれた名著が多いです(最近のはわかりませんが)。

 

資産運用の公式にもありますが、

 

資金 × 利回り × 年数 × 知識 = 莫大な資産

 

です( ^ ^ )

 

・資金(働く、共稼ぎ)

・利回り(運用先を猛勉強)

・年数(できるだけ早く、複利効果)

・知識(ないと全てを失います)

Q38.インデックス投資というものに興味があります。ほんとにまだ何も分からない状態ですし、資産も少ないのですが、まずインデックス投資を始める場合何から始めればよろしいのでしょうか。また、インデックス投資のメリットとデメリットについてもご教示願いたいです。初心者中の初心者ですがよろしくお願いいたします。(ぺっぺさん)

 

A38.投資初心者ということでしたら、お時間があれば、全30回になりますが、こちらのブログをご覧いただけると、資産運用の基本が学べます。

 

資産運用は基本が分かれば簡単ですし、誰でも資産を増やすことは可能です。

ただ、知らないから不安になるのです。

 

「正しく増やす! 1万円からできるインデックス投資」

 

動画もあります。

 

要約すると、資産を増やすためには、

 

・資金

・利回り

・年数

・知識

 

の4つのかけ算が全てです。どれか1つだけでもあれば、資産は増えます。

一般的には、資金、利回り、年数になりますが、例えば、

 

毎月1万円 × 利回り10% × 30年 = 2,000万円(元本360万円)

 

になり、老後問題は解決します。私が協力できるのは、

 

・利回りの最大化

 

になります。

 

さて、インデックス投資ですが、インデックスは指数を意味します。日経225S&P500などの指数です。日経225は、日本経済新聞社が選ぶ225社で、S&P500は、S&P社が選ぶアメリカ企業500社です。その選定された会社の「株」を購入するものです。

 

S&P500500社の時価総額(株価×総株数)は、なんとアメリカ全体(4000社)の80%をカバーします。S&P500を購入すれば、アメリカ全体を購入しているのと同じことになります。

 

そんなインデックスですが、メリット、デメリットがあります。

 

<メリット>

 

①市場の平均を狙える

②長期で運用すればずっと右肩上がり

③プロに勝てる

④相場が下がると嬉しくなる

 

<デメリット>

 

①利回りは個別株には及ばない

②年数がかかる

 

メリット、デメリットを11つ見ていきましょう。

 

①市場の平均を狙える

 

S&P500は、アメリカ全体の80%を占めます。つまり、平均値を狙えます。S&P50030年間の平均利回りは「10%」です。

 

②長期で運用すればずっと右肩上がり

 

30年の利回りの平均が10%なので、ずっと右肩上がりです。もちろん、1、2年では上下しますが、「平均」なので、10年、20年と長期になればなるほど利回りは均等化して、ずっと右肩上がりに伸びていきます。そのからくりは、

 

・人口が増え

・人々は衣食住をし続け

・それを売る企業の利益は増え

・結果的にその企業の「株価」が上がり続けます

 

つまり、人が増え、利益が増え続ければ、株価も上がり続けます。

リーマンショックのような金融危機があっても、人が増え、衣食住はするので、3年もすれば元に戻り、何事もなかったように、株価は上がり続けます。

 

そう、インデックス投資は、3つの資産「株」への投資、それも「平均値」を狙う投資になります。アメリカ経済はずっと右肩上がりなので、その平均値をしっかり確保する手堅い投資スタイルになります。

 

③プロに勝てる

 

個人投資家がプロに勝てる最大の要因は、

 

・時間がある

・自分の意志で投資ができる

 

に尽きます。ファンドマネージャーは短期の結果を求められます。しかし、投資の醍醐味は10年以上の長期運用による「複利効果」です。3~5年の短期では複利効果は発揮できません。10年の運用成績で、市場平均のインデックス(S&P500)に勝てたファンドはわずか1割です。

 

インデックス投資は、プロに9割の確率で勝てる投資手法です。

 

④相場が下がると嬉しくなる

 

個人でつみたてNISAをやる99%が1年半で解約すると楽天証券の担当者が言っていました。相場が下がると、みんな怖くなってやめてしまうようです。

 

逆です。

 

相場が下がったら、喜ぶべきです。なぜならば、インデックス投資は、

 

・右肩上がり

 

だからです。下がった方が安く購入できます。長期で運用していれば、どうせ、右肩上がりになるので、金融ショックや相場の急落で「一時的に」下がったときこそ、

 

・最大のチャンス

 

ですので、

 

・手放しで喜ぶ

 

べきであり、解約などもっての外です。でも、個人だと冷静さを欠いてしまうので、アメリカではアドバイザーが冷静なアドバイスをします。アドバイザーのいる人の解約率は、わずか3%です。日本もこれから投資のアドバイザーが増えてきます。私もそのポジションになります。

 

<デメリット>

 

①利回りは個別株には及ばない

 

市場の平均なので、30年の平均で利回り10%です。個別株であれば、1年で100%、つまり2倍になる株は結構あります。日本でも2倍株は20年間の月平均35社もあります。

 

リターンだけを考えると、株は株でも平均であるインデックス投資よりも、個別株の方が利回りは高いです。

 

しかし、リターンが高いということは、リスクも高いので、得もするけど、損もする可能性が高まります。

 

初心者であれば、個別株よりもインデックス株の方が確実なのでおススメです。個別株は、猛勉強しないと大変な目にあいます。

 

②年数がかかる

 

市場平均で利回りが10%しかないので、複利効果を享受するには、最低でも10年、やはり20年は必要です。短期で資産を増やしたい人には向かない投資になります。

 

しかし、しっかり資産を形成できるので、土台作りと考え、最低限の資金でも長期で継続することがおススメです。医療の進歩で90歳以上の長寿も十分あり得るので、60歳代からのスタートでも遅すぎることはありません。

 

と、ここまででかなり長くなりましたので、具体的な投資方法は明日にいたします(^^)


S&P500

ネット証券、現物株取引でも「手数料ゼロ」競う

 

インターネット証券各社が顧客をつなぎ留めようと「手数料ゼロ」を競っている。投資信託の購入手数料、株式の売買手数料といったコストが下がり、個人投資家にとってはメリットだ。もっとも、手数料ゼロをうたう一方で、その他のコストが増えたケースもある。2019年末に一気に進んだネット証券各社の取り組みをまとめた。


1.29(ネット証券)

 

投信はSBI、楽天、松井、auカブコム、マネックスのネット証券大手5社で購入手数料がすべて無料になった。昨年11月にフィデリティ証券が「ネット経由の投信販売をすべて無料化する」と発表。ネット各社が追随した。

 

上場投資信託(ETF)では三菱UFJ国際投信が今月、信託報酬が年0.0858%と世界最低水準のグローバル株ETFを設定した。

 

現物株をめぐっては、松井、楽天、SBIが売買手数料がかからない1日当たり売買代金の上限を10万円から50万円に引き上げた。


1.29(ネット証券2)

 

各社は手数料に依存しないビジネスで代替収入を得る考えだ。auカブコムはKDDIと組んで広告などデータビジネスを始める。SBIは新規株式公開(IPO)など法人関連収益を伸ばす。楽天は独立系金融アドバイザー(IFA)と連携して新規口座や預かり資産残高を増やす。

 

ただし、2日以上にわたる株式の信用取引もauカブコムが必ずしも最安とは限らない。同社は制度信用取引の買方への融資金利を年2.98%から3.98%に、売方への長期の貸株料を1.5%から2.25%に引き上げた。

 

個人投資家は取引コストの安さを踏まえつつ、投資商品の品ぞろえ、売買注文システムの使いやすさ、情報提供の内容などで自分の投資スタイルに合ったネット証券を選びたい。


1.29(ネット証券3)

 

(柳澤のコメント)

手数料が減ることは、そのまま実質利回りが増えるので、良いことです。

 

表面利回り(業者が提示する利回り) ― 手数料 = 実質利回り(手取り)

 

です。証券会社も、ただ、売買の仲介だけではやっていけません。いかに顧客へのサービスの質を高めるか、厳しい目で問われます。手数料無料化は世界の流れです。

 

店頭で、高い手数料を取って販売していた殿様商売も終わりに近づいてきています。


ちなみに、信用取引は、リスクが高いので、やめておきましょう。手数料もさりげなく、上がっていますしね( ^ ^ )

インドネシア、孫正義氏を首都移転の審議会委員に任命

 

ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が、インドネシアの首都移転計画を検討する審議会の委員に任命されたことが、17日分かった。同国政府が発表した。トニー・ブレア元英首相、アラブ首長国連邦アブダビ首長国のムハンマド皇太子とともに選ばれた。国際的に知名度の高い経営者や政治家を招き、世界各国からの新首都開発への投資を呼び込む狙いだ。

 

インドネシアのジョコ政権は2019年、首都を現在のジャカルタからボルネオ(カリマンタン)島東部に移転することを決めた。移転には3兆円規模の資金が必要で、インドネシア政府は海外からの投資に期待している。

 

(柳澤のコメント)

首都移転といえば、明治維新の際に、京都から東京に遷都が行われました。移転には、費用もかかるので、海外からの投資を期待しているのだと思います。

 

個人投資家にとっての資産は、

 

・株

・債券

・不動産

 

だけですので、どれで投資するかになりますが、新しい首都の土地を購入できるのか? 株は、どう考えても、インド株の方が魅力的です。債券は単利なので、資産形成期には投資対象になりません。

 

ということで、私にとっては全く投資対象にはなりませんが、孫さんは事業として関わっていくのでしょうか。その場合は、現地に住まないと難しいので、パートナー選びが重要です。

 

事業と投資は別物なので、分けて考える必要があります。

Q37.素人で申し訳ありません。運用会社(○○アセットマネジメント)選びって大切でしょうか(よつばさん)

 

A37.こちらは投資信託の運用会社のことだと思います。重要といえば重要ですが、実は見るべきポイントはそこではありません。先に結論を書いておきますね。

 

<結論>

 

・運用会社よりも、自分で「運用先」を分析できないと意味がありません。

 

になります。誰かに何かを依存したり、頼むと、「手数料」を取られます。

 

投資の基本は、

 

・運用先(利回り)

・手数料

 

この2つです。そして、個人投資家にとっての資産は、

 

・株

・不動産

・債券

 

の3つしかありません。個人で上記3つに投資をすれば良いのですが、なかなか個人では難しいと言う場合に、投資信託を利用します。

 

しかし、日本にある投資信託は、6,000本もあるので、当然のことながら、その中身(運用先)が重要になっています。

 

運用先を決めるのが、運用会社なので、その選定が重要になると思いますが、それよりもさらに重要なのは、やはり、

 

・自分で運用先を調べること

 

につきます。それができないのでしたら、普通に、

 

S&P500

 

一択で十分だと思います。10年以上保有するのでしたら、10年で2倍になる利回りなので、それで十分だと思います。

 

ひとしきり、ひふみ投信がブームでしたが、アクティブ型の投資信託の弱点があります。それは、日本株は、中小小型株を保有し、利益をとる戦略が王道ですが、投資信託の規模が大きくなると、資金が大きすぎるため、中小小型株が買えなくなると言う弱点です。

 

つまり、ある程度までは成長できても、資金が集まり出すと、利回りの小さい大型株しか買えなくなり、利回りが低調になってしまいます。

 

この辺の話は長くなりますので、機会があれば、また。

 

VOOと言うのは、ティッカーコードのことで、株式市場において上場企業の銘柄を分かりやすく識別するために用いられるアルファベットコードのことを指します。ニューヨーク証券取引所やナスダックなどのアメリカの証券取引所をはじめ、欧州やアジアの取引所などでも用いられています。

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